働き方改革によって変わった看護師の現状

働き方改革によって、看護師の職場にも変化が訪れています。残業が多く、激務という印象が強い看護師の仕事ですが、働き方改革によって残業を減らそうという動きがあります。
簡素化できる作業は簡素化し、残業を減らして定時で帰宅できるように促進している職場が増えている現状があります。例えば、看護記録は細かく書こうと思えばいくらでも細かく書くことができます。
しかし、看護記録に時間をかけすぎてしまうと、そのほかの仕事も業務時間内に終わらせることが難しくなってしまいます。また、その記録を読む方も時間がかかってしまうという悪循環に陥ります。

人によって看護記録の時間のかかり具合の差を少なくすべく、ひな形を作成。そのほか、手書きからパソコン入力へ変更するなど、看護記録の作業時間を大幅に短縮できるようにしている職場が増加しています。
残業が減ることで家庭やプライベートとの両立がしやすくなり、慢性的な看護師不足の解消も期待されます。さらに働き方改革の一つとして注目されている、副業をしている看護師も増えています。
看護師は、パートタイムでの求人も多いため、副業がしやすい職業とも言えます。看護師の副業として、病院で勤務する傍ら大学の保健室で勤務したり、健診のアシスタントをしたりしている例があります。
普段は事務員として働き、週末だけ看護師のバイトをしているという人もいます。副業をすることで、幅広い経験を積むことができ、本業の息抜きにもなるというメリットがあります。煩わしい人間関係や職場の規則が合わないと考えている看護師にも、副業は人気があります。